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『ファミリービジネス』とファミリーセラピー ~新たな分野の開拓、その支援の特徴と理解〜|2024/12/29(日)

◎ オンライン開催
◎ 配布資料+音声データをご購入いただけます

1)これまで私たちは長く、心理療法、およびご家族のセラピーを行ってきました。そのなかで、個人や家族関係の悩みに、それまでとは別の領域にまつわる視点が欠かせないことに、たびたび直面してきました。そのたびに、各方面へのさまざまな学びを深め、また他専門家との連携をすすめてきました。

今回はその中でも、私たちがもっとも注目し、取り組む必要性を感じている領域のひとつ、「ファミリービジネス」について、初めてセミナーで取り上げます。またその支援に特化した内容について、しっかりとお伝えし、皆様と学んでいきたいと考えています。

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幸せで健康な人生の秘訣は『良質な人間関係』~Conflict Avoidance(葛藤回避)を抜けて親密で深い関係性をするために~|2024/11/24(日)

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私たちを幸せに、そして健康にするものは、
何だと思いますか?

高収入、高学歴、いい企業への就職でしょうか?
違います。

食事の質や毎日のエクササイズでしょうか?

とても大切ですが、それも十分ではありません。

では、それらをすべて足し合わせたもの、
でしょうか?

それも違います。

それでは何でしょう?

あなたは、どう思いますか?

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ファミリービジネスで、ないがしろにされがちなファミリー面を支援する『弱さの力』

ファミリービジネス(FB)には、ファミリー側面と、ビジネスの側面とがあります。この両側面を尊ばなければ、FBの長期的な成功、健康、幸福はかなわない、という考えが、FBAAの中核にあります。

FBコンサルティングが、従来の経営コンサルティングや事業承継コンサルティングと「質」が異なるのは、「ファミリー」の側面を、はっきりと意識化し、その側面を、「ビジネス」の側面と同じように、大切にしているからです。

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自己心理学と理想

今回は、アメリカで最も人気があり、アメリカのファミリービジネス(FB)の人たちの利用する機会の多い「自己心理学(self psychology)」から、『理想』について書きます。

なぜなら、理想は、FBにとって不可欠な「ビジョン、ミッション、目的、目標、北極星」の土台となるからです。

あなたは、あなた個人の理想を思い描くことができますか?
《真に腑に落ちる》理想を見出すのは、難しくないでしょうか?
では、あなたのFBの目標、目的、ビジョン、ミッション、北極星については、いかがですか?

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ファミリービジネスの哲学と理念

ファミリービジネス(FB)には、現在2つの代表的前提があります。

1つは、それが、『長期的視点』から考えられるべきである、という前提。
2つは、FBが、「ビジネス」「オーナーシップ」「ファミリー」という『3つ』の下部システムを「含んで超えた」1つの上位システムから成るという前提。

私たちは、「ビジネス」「オーナーシップ」「ファミリー」の3つの下部システムは、『構造的』に矛盾を抱えているため、『そのまま』にしておくと、早晩相反し始める、結果、その3つを含んで超えた1つの上位システムは、『内部』に解決されない矛盾を抱え、自ずと崩壊する危険にさらされ、永続性がままならない、と考えます。

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セラピスト/コーチと「心の発達段階」

今回は、プロのセラピスト、カウンセラー、コーチ、コンサルタントなどに必要とされる、心の発達課題/段階について、考えます。

今日、発達心理学では、次の4段階を、心の発達に想定しています。

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依存症と調律欠如

FFI(Family Firm Institute)の年次大会では、「依存症」に関する部会が、継続して行われているといいます。依存症は、FB(ファミリー・ビジネス)を永続するうえで回避できない心と関係性のテーマだからです。

日本のFB(の専門家の間)では、残念ながら依存症や共依存へのまなざしが、欠けています。

今回は、依存症とトラウマの専門医であるガボール・マテの論考から、「調律の欠如」が、「依存症」「発達性トラウマ」に与える影響について、考えます。

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「情動」に働きかける「脳科学的関係セラピー」とは?

死が迫ったとき、人が「後悔」するのは、どのようなことでしょうか?

亡くなっていく人を支援する中で、私たちが経験したのは、たとえば

・もっと金儲けをすればよかった
・地位や名誉が、ほしかった
・立身出世できず、立派になれなくて残念だ

といったことではありません。

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ファミリービジネスによくある親子(母子)間の課題と、取り組み

今回は、ファミリービジネス(FB)の、親子関係によくある課題を取りあげます。成功しているFBで育つ子どもは、親~特に母親~の「従順な良い子」である場合が、少なくありません。母親は、子どもの進学先に決定権を持っていたり、就職先、つき合う友だちや恋人、結婚相手について、過剰に口出ししたりすることも稀(まれ)ではありません。良い子は、そんな母親の「期待」を壊さない/裏切らないように、と小さい時からがんばって生きています。

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ウェルビーイング(well-being)再考

ウェルビーイングは、セラピーを進めるうえで、大事なキーワードです。

その訳語は、決まっていません。コンテキスト(文脈)によって、異なる訳語が当てられます。
が、基本的意味は、「well(良く)+being(存在する)」です。

well-beingは、身体のコンテキストでは、「健康」と訳されます。
心の文脈では、「幸せ」となります。

コミュニティや社会的コンテキストでは、「福祉」。
哲学では、「存在(論)」です。

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