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ファミリービジネスと依存症

あなたは「依存症(addiction)」について聞いたことがありますか?

武井一喜著『同族経営はなぜ3代でつぶれるのか』(クロスメディア・パブリッシング)によると、アメリカのファミリービジネス・アドバイザー団体 “FFI (family Firm Institute)” の総会で、毎年「依存症」についての講演が定番になっているとのことです。

しかし、日本でファミリービジネス(FB)が語られるときに、依存症が正面から取り扱われることは、私たちのFBAA(一般社団法人ファミリービジネスアドバイザー協会)での講義を除いて、皆無ではないでしょうか?

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ファミリービジネス・システム論の再考 ~ファミリーセラピーの立場から~

ファミリービジネス(FB)の見方の中心に「システム論」があります。

システムは「仕組み」と訳されます。
システム論は、FBの仕組み全体を「ビジネス」「オーナーシップ」「ファミリー」の3サークルから捉えます。

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ファミリービジネスは「牢屋」?

私たちは、ファミリービジネスを「牢屋(prison)」=「蛹(さなぎ)」と仮定することを勧めています。

牢屋、と聞いてあなたはビックリしますか?

不快になりますか?

いや「私のファミリービジネス経験にピッタリだ」と思いますか?

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緊急対応を行う

「葛藤」は、「ケンカしないで仲良くしてね」「忖度」「御意」に〈抵触〉し、不安、恐怖を喚起します。「葛藤」になじんでいない人は、それとどう取り組んでいいかわかりません。そういったときに、よく起きるのが「キレる」です。「ブチキレ」または「プチキレ」です。不安、恐怖に耐えられず、それらを心から排出するために、「キレる」のです。それを放っておくと、暴力沙汰、刃傷沙汰になりかねません。自傷行為となる場合も、ままあります。緊急対応が必要です。

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葛藤する経験をもつ

そして会社では、部下は上司に忖度し、「御意(ぎょい)」と言うことが求められます。

日本では、「和をもって貴し」がいいと、たくさんの人が思っています。しかし、「和をもって貴しとなす」を言った聖徳太子が、「同調」ではなく、「お互い納得いくまでしっかりと議論しなさい」とも述べていたことは、あまり知られていません。「お互いが納得いくまでの議論」を推奨したのです。それは、争いや葛藤を含みます。

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